さくらVPSをWebサーバーとして使用するために、初期設定でやったことを備忘録として書きます。
さくらのVPSマニュアルを参考に設定を行っていきます。
ログインパスワードを設定し、Ubuntuをインストールした状態からスタートです。
さくらVPSとの接続はPuTTYを使用します。
SSH公開鍵の設定
公開鍵-秘密鍵のペア作成
公開鍵-秘密鍵のペアは、Puttyで作成します。
- puttygen.exeを起動
- 生成ボタンでキーを作成。(マウスを適当に動かす )
- 公開鍵、秘密鍵をローカルPCに保存
さくらVPSに公開鍵を設定
SSH公開鍵をサーバーに設定します。
右上の管理IDをクリックし、SSHキー管理を押します。
SSHキー登録を押します。
SSHキー追加画面で、 先ほど作成した公開鍵をさくらVPSの公開鍵テキストボックスに貼り付けます。名前は適切なものをつけます。
ssh-rsa
…
…
… rst-key-YYYYMMDD
の形式で貼り付けます。
SSHキー追加ボタンを押して、追加完了です。
PuTTYでさくらVPSと接続
PuTTYの設定
PuTTYを起動します。
- ホスト名( またはIPアドレス ) :さくらVPSに設定されたIPアドレス
- ポート 22
- 接続タイプ SSH
- 認証のための秘密鍵ファイル : 前章で保存した秘密鍵
PuTTYでさくらVPSと接続
PuTTYで開くを押します。
PuTTYのコンソールが表示されます。ログインIDを入力します。
初回は警告画面が出るかもしれません。詳しいことは、こちらのサイトに記載されています。初回接続に限っては、ホスト鍵を信頼するかどうかってことですね。
パスワードを入力します。パスワードは表示されません。
↓のような画面が表示されれば、ログイン完了です。
パケットフィルターの設定
デフォルトでは、SSHだけ有効になっています。Webやメールなどは受け付けない状態になっています。
今回は、Webサーバーとして使用したいので、Webの80/443 を許可します。
メールとしても使用したいなら、追加で設定する必要があります。
逆引きレコードの設定
独自ドメインを取得したので、さくらVPSと紐づけるための設定を行います。
独自ドメインを取得した目的はhttpsでアクセスするためです。さくらVPSの独自のドメイン名ではhttps ができないようです。
VPS のコントロールパネルの右側のDNS登録を選択します。ネームサーバサービスでネームサーバー新規登録します。
ドメインを登録するボタンを押します。
ネームサーバーサービスの画面で、先ほど登録したドメイン名のゾーンボタンを押します。
そのあと、ゾーンを設定します。
エントリ名 | タイプ | データ |
---|---|---|
@ | NS | さくらインターネットのDNSサーバーのアドレス |
@ | NS | さくらインターネットのDNSサーバーのアドレス |
@ | A | さくらVPSのIPアドレス |
@ | MX | 10 @ |
www | CNAME | @ |
CNAME | @ | |
ftp | CNAME | @ |
編集を押して、登録終了です。
ここで、表示されているDNSサーバーのアドレスを、独自ドメインを取得したところに設定する必要があります。例えば、お名前.comで取得したならば、お名前.comのページで設定しなければなりません。
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